大地震発生!
大地震という定義は曖昧です。
揺れ方も直下か否か、震源が浅いか深いかで変わりますし、建物の被害は大きく変わります。
阪神淡路大震災や熊本地震は直下型で浅めの震源でしたので建物への被害が多く発生しました。
特に阪神淡路大震災では神戸の都市部を直撃したことで、鉄筋コンクリートのビルの中層階が潰れたり、倒壊するなど、都市が高層化してから初めての被害とあって衝撃は多大なるものでした。
東日本大震災時の揺れは東京でも震度5強を観測しました。
遠方の震源だったため、建物の崩壊といった事態はほぼ無かったようですが、長周期の揺れが高層ビルを揺さぶり危機的意識を感じた方も多かったことでしょう。
しかし、東京や横浜ではあの日の揺れイコール地震災害というイメージがついてしまったように思います。
では、懸念されている直下型なる地震が発生した時、東京はどうなるのでしょうか。
23区内が震源となった場合は、阪神淡路大震災の神戸市内のような状態になる可能性があります。耐震化されているとはいえ、築年数の古い建造物にはあまり浸透していないと感じます。
そして最も脅威なのはビルから落下する窓ガラス。
多数のガラスの破片が降ってくると思うと恐怖を感じざるをえません。
その後の脅威は火災。
建物から発生する大火災や、湾岸地域ではタンクの爆発など、地震を切り抜けても脅威は続きます。
関東大震災でも火災被害が多かったようですし、地震発生後も都度都度の判断が生死をわけるかもしれません。