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大地震に遭遇したら

〜震災を生き延びて帰宅を目指すために〜

都心部からの帰宅(千葉方面)

 

震災時の帰宅について。

 

まずは千葉方面を考えていきたいと思います。

 

 

例えば、千葉県北西部を震源するM7を超える大地震の場合は、

千葉市市原市船橋市習志野市など被害が甚大と想定され、たどり着いたとしても食料問題やライフラインなど生活は困難を極める可能性は高いので、以前も記載したように震源が近い場所への帰宅は諦める方が賢明です。

 

 

震源では無い場合でも、千葉方面への移動はリスクが非常に高いです。

 

まずは、都区内の被害が大きい場合、中央区台東区荒川区から墨田区江東区江戸川区浦安市など低地を通過する必要があり、堤防の破損などによる浸水や、液状化の被害、家屋密集地の火災と考慮すべき事柄に遭遇するリスク。

 

 

そして、最大の難関は橋。

 

都心部から千葉県へ移動するためには、隅田川、荒川、新中川、江戸川など、何回も橋を渡る必要があります。

 

橋を渡る必要がある場合のリスクは、

 

・橋の間隔が長い場合は人が集中する

・橋自体の破損により、通行が不能になる

 

それらから激しい混雑や混乱が生じる恐れも考えられます。

 

特に河川が大きいと橋は少なく、通行不能な場合は相当の距離を回り道することにもなり、長時間の徒歩に追い打ちとなることも忘れてはなりません。

 

 

常磐線より南側、東京湾までの一般道の橋の数は、

 

隅田川 15

荒川  9

江戸川 5

 

千葉方面へ行くほど、橋は少なくなります。

 

その分、人は集中し、橋を渡る人で渋滞が予想されます。

 

特に江戸川は橋と橋の間に距離があり、

仮に、総武線近くにかかる市川橋に破損等があり通行不能となった場合、

常磐線近くの新葛飾橋か、東西線近くの行徳橋まで移動せねばならず、市川橋から新葛飾橋でおよそ5kmと回り道を強いられます。

 

例えば、小岩から市川までの移動は本来3km程度ですが、市川橋が通れず新葛飾橋へ迂回すると、およそ15km。

 

家屋の倒壊など道が阻まれていれば、さらにその距離は伸びます。

 

すると、千葉方面の帰宅困難者は次々と小岩周辺にとどまることとなり、近辺の避難所は地元住民に帰宅困難者が加わり大混乱に陥りかねません。

 

これは、行徳橋や新葛飾橋でも同様で、 

妙典や金町付近が混乱するリスクも自治体含めて考えておかねばなりません。

 

 

ここまでで、千葉方面の帰宅にはリスクと困難が生じることをご理解いただけたと思います。

 

まずはより正確な情報を掴む。

 

都心から10km以上歩いて、江戸川を渡れないリスクをイメージしなければいけません。

 

 

遭遇時の付近で安全が確保できるのなら、なるべく帰宅を避けて、まずは生き延びる。

 

そして、日にちを経ての状況次第で帰宅を試みるのが良いと思います。

 

 

しかし、どうしても…という状況下であるなら、

江戸川のどの橋が渡れるかを把握して、その橋に向かってなるべく近く安全そうなルートを都心部から選択することがポイントになります。

 

橋のたもとで迂回せざるを得なくなると、時間・体力・気力すべてにおいてロスしかありません。

 

また、江戸川までも、火災、水害、液状化といった被害の情報も重要ですので、

携帯電話で情報やルートを得る場合は電池の減り具合も考慮しましょう。

 

そのためにも、繋がりにくい電話やメールで電池を消費せずに、情報を得ることに集中しましょう。