帰宅できるのか
外出先で大地震に見舞われた後、気になるのは家族や知人の安否であったり、自宅やペットの無事。
電話は繋がらなく、ネットもほぼダウンして、
接続を常に試みて携帯の電池は急激に減りだす…
人は情報の遮断により、不安感を増して帰宅したいと考えるようになります。
では、すぐに帰宅できるのか?
東日本大震災の際、東京は電車が止まり、車は渋滞でほぼ動かず。
手段は徒歩か自転車でなんとか帰宅された方も多かったでしょう。
しかし、それは遠方の震源で建物の被害や火災が少なかったから出来たこと。
あの時のようにはいかない事を理解しなければいけません。
仮に23区か東京湾北部での震源の場合、阪神淡路大震災の神戸のような光景が起こることを想定しなければいけません。
ビジネス街は、
落下した窓ガラスの山。
古いビルは全壊。
住宅街は、
木造住宅が軒並み倒壊。
至るところで火災が発生。
まさにサバイバルなのです。
東京都心部で遭遇した場合、
山の手は広い緑地を目指す。
下町は山の手や高台、高く新しいビルを目指す。
火災をイメージして動き、
低地では、火災+津波をイメージする必要があります。
最悪の場合、
湾岸は至るところでタンクが爆発し大火災に津波により、低地と地下が冠水。
家屋密集地域では大火災により都心部から郊外へ抜けられなくなる可能性も。
家屋が密集している地域が多い、環七をどう超えるかが課題になりますし、それは困難を極めるでしょう。
そして川を渡るのが難しいでしょう。
荒川、江戸川、多摩川。
これらは橋が多くないため、帰宅者が集中し橋を渡るだけで数時間かかると思われます。
そこに津波が遡上したらまさにパニックです。
安全そうな場所にとどまる。
飲食物を確保してその安全そうな場所を目指すことが、
取り急ぎ考えなければいけないことになりそうです。
場所別にはまた別の機会に述べていきたいと思います。